皆さん、こんにちは!
私はFIREを目指し、
その様子をブログに綴る
30代のサラリーマンです。
私のFIRE達成のコア戦略は、
米国株×複利の力で
資産を増やしていく!
というものです。
そして、米国株投資とは別に
「IPO投資」「株主優待クロス」
「暗号資産」「ベンチャー企業投資」
といったこともやっています。
今回の記事では、これらのうち、
IPO投資に関する話題について
書いていこうと思います。
IPO投資って何?という方は、
過去の記事を参考にしてください。
今回の記事では、
SBI証券のIPO抽選にかかる
独自システムである
IPOチャレンジポイントについて、
私の保有ポイントが777Pに
到達したことを勝手に記念しまして、
今後の使用するタイミングや
当落のボーダーラインなどについて
私なりに考察していこうと思います。
SBI証券での当選をめざして、
現在、IPOチャレンジポイントを
頑張って貯めている方、また、
私と同様に一定量のポイントを保有していて
使い所に迷っておられる方などは
是非参考にしていただけると幸いです。
IPOチャレンジポイントって何?
IPOチャレンジポイントとは
SBI証券のIPO抽選にかかる
独自の当選優遇システムです。
IPOの抽選で落選するごとに
1ポイントが付与されるものですが、
このポイントが多いほど当選しやすくなる
システムとなります。
SBI証券からは次のとおり
説明がなされています。
もう少し詳しく説明するには、
SBI証券のIPO抽選ルールを
理解する必要があります。
まずはこちらをご覧ください。
まとめると、SBI証券のIPO抽選は、
次の要領、順番で行われます。
- 60% → 資金枠で抽選(買付余力が多いほど有利)
- 30% → ポイント枠で配分(IPOチャレンジポイントが多いほど有利)
- 10% → SBI証券が定めた配分基準に従って配分
③の10%については、
おそらく手数料を多く落としている人などへ
配分する枠だと思われるので、
この枠での当選は期待できないものと
考えておいた方が良さそうです。
そして、①の60%については、
資金枠での抽選となり、
買付余力が多ければ多いほど
抽選される口数も多くなります。
他の証券会社でよく見られる
一人一票制ではなく、
資金力のある人に有利な抽選です。
要するに、お金持ち優遇の抽選枠です!
よって、この枠についても
私のような庶民にはあまり縁がなく、
当選は現実的ではありません。
最後に、②のポイント枠です。
ポイントとは、当然、
IPOチャレンジポイントのことです。
この抽選枠は、資金力に関係なく、
申込ポイント数の多い順に
配分されるのが特徴です。
私のような庶民はここが狙い目となります!
つまり、落選のたびに付与される
1ポイントを貯め続ければ、
早かれ遅かれ、理論的には
いずれは確実に当選する!
というものなんです。
また、このポイント枠については、
投入したポイントと当落結果を
みんながTwitterなどで
報告し合うことによって、
推測のボーダーラインが
事後で判明することになります。
事前にSBI証券から当選ポイント数が
示されるものではありませんので、
私たちは予めボーダーラインを予測して
ポイントを投入することになります。
いずれにせよ、
SBI証券が主幹事の銘柄は、
ポイント枠での配分数量も
必然的に多くなるため、
IPOチャレンジポイントを使用して
当選を狙う絶好のチャンスとなります。
何ポイント投入すれば当選できるのか?
と、ボーダーラインの話題で
しばしば盛り上がるのは
このような理由からです。
私の保有ポイントとこれまでの使用実績について
次に私の保有ポイント数と
これまでの使用実績について
紹介します!
私の保有ポイントは冒頭で
お話ししたとおり、777Pです。
ちなみに我が家では夫婦で
参戦しており、
妻も411P保有しています。
妻とはほぼ同時期に
IPOを始めたんですが、
ポイントに開きがあるのは、
以前にポイントを使用したからです。
使用した銘柄は、2018年度に
東証マザーズへ上場した
VALUENEX(株)という銘柄です。
この銘柄では387Pを使用して
200株の当選をいただき、
492,000円の利益となりました。
公募価格1,840円に対して、
初値が4,300円となり、
その差額である2,460円×200株
という計算です。
ちなみにこの銘柄のボーダーラインは
約355Pだったので、妻が投入した387Pは、
必要以上に使ってしまったという
結果とはなりましたが、
ボーダーラインをピタリ当てるのは
正直無理な話なので、
ある程度のオーバーは
仕方のないことだと思います。
過去銘柄のボーダーラインとポイントの価値
それでは、これまでSBI証券が
主幹事を務めてきた銘柄の
ポイントボーダーラインについて、
私がIPOを始めた2015年から
昨年2021年までの代表例を
いくつかご紹介します。
なお、このボーダーラインは
公式の発表があったわけではなく、
私がネットやTwitterなどで
独自にリサーチしたものですので
予めご了承ください。
銘柄(ボーダーP・配分株数・1P利益)
という表示としています。
(2015年)
- あんしん保証(170P・200株・5,024円)
- インベスターズクラウド(140P・300株・3,739円)
- ダブルスタンダード(210P・300株・4,029円)
(2016年)
- エディア(200P・200株・1,535円)
- AWSホールディングス(250P・100株・2,343円)
- エルテス(245P・100株・1,927円)
(2017年)
- No.1(200P・200株・1,890円)
- ディーエムソリューションズ(270P・100株・1,704円)
- みらいワークス(286P・100株・1,483円)
(2018年)
- エーアイ(289P・200株・1,730円)
- GAtechnologies(322P・300株・3,047円)
- ピアラ(397P・200株・1,249円)
(2019年)
- バルテス(294P・200株・789円)
- インフォネット(390P・200株・995円)
- AI CROSS(371P・200株・383円)
(2020年)
- サーバーセキュリティクラウド(625P・300株・2,261円)
- グラフィコ(430P・200株・2,545円)
- かっこ(550P・100株・1,067円)
(2021年)
- ベビーカレンダー(650P・100株・800円)
- アイ・パートナーズフィナンシャル(760P・100株・889円)
- BCC(565P・100株・363円)
さて、過去7年間の
ボーダーラインや初値パフォーマンスを
振り返ってみましたが、
私がIPOを始めた2015年頃は、
本当に夢がありました。
1Pの価値が数千円あったので、
抽選に外れても数千円GET!って
感覚で楽しめてましたね。
それがご覧のとおり、ここ数年では、
ボーダーラインはどんどん上がるし
1P利益もどんどん下がっています。
ざっくりですが、この7年間の
1Pの価値を計算してみました。
本当にざっくりですので、
ご容赦ください。
- 2015年 … 2,732円/P
- 2016年 … 1,203円/P
- 2017年 … 2,289円/P
- 2018年 … 2,325円/P
- 2019年 … 875円/P
- 2020年 … 1,099円/P
- 2021年 … 401円/P
なぜ、こうなってしまったのでしょうか。
これにはきちんと理由があります。
それはポイントのインフレ化です。
インフレ化したのは、
これまでSBI証券が実施してきた
様々なキャンペーンによるものです。
いくつかの例を挙げてみます。
これまでは、
IPO抽選で落選した場合にのみ
1P付与されていたポイントですが、
このようにPO銘柄購入や
お友達紹介などのキャンペーンによって
多くのポイントが簡単に
付与されるようになりました。
このことによって、
ポイントを多く保有する人が
劇的に増えてしまったわけです。
こうしてポイントの価値は希薄化し、
最近では多くのポイントを使用しても
なかなか当選をいただくことが
難しくなってきたということなんです。
ポイントの使いどころについて
最後に、
今後のポイント戦略について
自分なりの考えを述べたいと思います。
結局、いつ使うのが正解なの?
どんな銘柄に使うのが正解なの?
と疑問に思っている方は
是非参考にしてください。
まず、主幹事がどの証券会社のときに
ポイントを使用するかという問題です。
ポイントが使用できるのは
SBI証券が主幹事を務める銘柄だけ
と思っている方をたまにお見かけしますが、
実はそうではありません。
SBI証券が主幹事でない銘柄に
ポイントを使用するという考えは
銘柄によってはアリだと思います。
ただし、そういった銘柄は
そもそもSBI証券への割当が少ないため、
ポイント枠での当選数も少なくなります。
よって、必然的にボーダーラインも
高くなるのであまり得策とは言えません。
やはりSBI証券が主幹事の銘柄に
ポイント使用すべきと考えます。
次に、当たり前ではありますが、
使用するべき銘柄は
初値高騰が狙える銘柄
ということになります。
では、初値高騰が狙える
銘柄とはどんな銘柄でしょうか?
初値に影響を与える要因について
私の独断で、影響が大きいと感じる
項目順に並べてみました!
- 時価総額と吸収金額 … 小さいほど今後の成長余地があり、上場日の需給関係で需要が供給を上回るため、初値高騰が狙える。
- 地合い … マーケットの状況。いい時ほど初値高騰が狙える。
- 上場する市場 … プライム市場やスタンダード市場より高い成長性を有する企業向けである「グロース市場」への上場の方が初値高騰が狙える。
- 上場スケジュール … IPOが多い3月や12月などは、しばしば上場日が重複することがあります。過去に多い時で5社同時上場となるケースなどもありましたが、そうなると資金は分散されるため、1銘柄あたりのパフォーマンスは下がります。単独上場の方が初値高騰が狙えます。
- ロックアップの状況 … ロックアップとは、IPOとして上場する際に会社の創業者やベンチャーキャピタル(VC)などの大株主へかけられる売却制限(公募価格の1.5倍まで売却不可、180日間売却不可 など)です。これがしっかりとかかっていないと、ロックアップ条件が解除された瞬間にそれらが売り圧力となって初値の高騰が抑えられることがあります。
- 話題性 … 知名度があってPRに力が入っている銘柄はパフォーマンスが良い傾向があります。最近で言えば、2018年に上場したソフトバンクとメルカリ。ソフトバンクは残念ながら公募割れしてしまいましたが、メルカリは時価総額・吸収金額ともに大型の案件にも関わらず、初値が+66.7%(公募価格比+2,000円)というハイパフォーマンスを見せました。
これらの初値高騰要素が
多く揃っている銘柄の時に
使用するのがいいと言えますね!
そして最後に注目するのが、
ポイント当選時のセット数です。
今では複数セット(200株以上)の当選も
当たり前になってきていますが、
私がIPOを始めた頃までは、
ポイント当選時は
決まって100株配分でした。
どうやらSBI証券への割当数に応じて
変動するようですが、
ポイント当選のボーダーラインと同様、
ポイント当選時のセット数についても
公式の基準は発表されていません。
基本的には、SBI証券への
割当数が多ければ200株や300株と
複数当選となる傾向がありますが、
過去には
サイバーセキュリティクラウドのように
割当数が少ないにも関わらず
300株当選だった例もあります。
つまり、私たちは、
当選ボーダーに加えて、
当選セット数も予測しながら
ポイント投入のタイミングを
考える必要が出てきた
という訳なんです。
以上、これらを踏まえて
私の考えを述べたいと思います。
私としては、
100株当選でいいので
できるだけ早めに、
SBI証券が主幹事を務める
S級銘柄にポイントを投入したいと
考えています。
理由としては次のとおりです。
- ポイントのインフレ化は今後も続く可能性が高い
- SBI証券に割当の多い銘柄でも複数当選とは限らない
- このポイント制度がいつまで続くか分からない
本当は、GAtechnologiesのように
複数当選が狙えるA級銘柄を
狙うのがベストだと思っていたのですが、
そんな銘柄はなかなか無く、
そうこうしているうちにも
ポイントのインフレ化が進むので、
ある程度の妥協は必要だと思っています。
ただし、今年はIPOのパフォーマンスが
非常に不調です。
初値に影響を与える要因の
2番手として挙げた「地合い」が
今年は悪いと思うので
今年ポイントを使用するかは
悩みどころです。
最後の最後にポイント使用にあたって
1つだけアドバイスを。
貯まっているチャレンジポイントを
毎回全力投入されている方を
お見かけしますが、
それは止めた方がいいです。
今回の記事でご紹介したとおり
銘柄ごとにボーダーラインがあり、
最近ではB級銘柄でも
少なくとも300P以上は必要な
ケースが多いです。
そんな中、少々のポイントを
投入したところで当選は
ほぼ間違いなく無理です。
たとえ当選したとしても
それは60%の資金枠で
たまたま当選したということになります。
ボーダーライン以下のポイントで
当選した場合は、
それはポイント枠での当選ではなく
資金枠での当選ということになります。
そして悲劇なのは、
その場合、投入したポイントは全て
没収されてしまうということです。
せっかく資金枠で当選したのに
ポイントが没収されるのは
もったいないですよね。
よって、ポイントはある程度
貯まってから、ここぞという時に
全力投入するのがオススメです。
今回の記事は以上です。
長くなってしまいましたが、
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました!